人生儀礼とは、無事にその日を迎えられたことをお祝いする風習で、日本人には欠かせない行事として代々受け継がれてきたのです。人生の節目を無事に迎えられることは、今、ここに生きている幸せをかみしめること。神様に「今まで毎日無事に過ごせて、ありがとうございます。おかげさまで、ここまで成長しました。」と感謝の気持ちを捧げましょう。
0~10歳
初宮詣
子様が初めて神社にお参りする「初宮参り」は、ご誕生したことを神様に感謝し、心身とも今後の健やかな成長を見守ってもらうようにと祈願するものです。男児は生後三十日目(三十一日目)、女児は三十一日目(三十三日目)にお参りするのが通例ですが、先ずはお子様の体調を第一に考え、ご都合の良い日にご参拝ください。
七五三詣
3歳、5歳、7歳のお子様の成長をお祝いし、神社に詣でる年中行事です。かつては11月15日にお祝いの儀式を行うことが一般的ですが、いつご参拝していただいても結構です。ご家庭のご都合にあわせてご参拝下さい。


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20歳代
成人式
20歳になると、男女とも神様にお参りをして、無事に大人の仲間入りができたことをご奉告しお祝いします。昔、男子は15歳、女子は13歳頃になると元服といい、髪形をあらためるなどして、社会から大人として認められるための儀式を行いました。
長寿について
古代中国では「敬老思想」の影響から、長寿を祝い、詩を贈り合う習慣がありました。それが日本に伝わり、平安時代以降、貴族など上流階級を中心に、長寿を祝う儀式が広まったといわれています。長寿のお祝いは、命の営みを神様に感謝し、年を重ねる喜びや、家族、友人を大切に思う心を確認し合う節目の儀式です。
60歳代
還暦 61歳
十干と十二支の組み合わせが六十年で一巡することから、数え年の六十一歳は、古来おめでたい年周りと考えられてきました。自分が生まれた年の干支に戻ることから「赤ちゃんに還る」という意味に重ねられ、赤を基調にお祝いする習わしがあります。
70歳代
古稀 70歳
古稀は中国唐代の詩人・杜甫の漢詩の一節「人生七十年古来稀なり」に由来するといわれています。
喜寿 77歳
「喜」という字の草書体は「七」を三つ並べた字で、「七十七」に読めることから、この字を当てるといわれています。その起源は、室町時代とも言われ、本来は厄年の一つであったようです。「寿」には「長命」という意味もあります。
80歳代
傘寿 80歳
「傘」を略した俗字が「八十」と読めることから、この字を当てるといわれています。金茶色とは、金色がかった明るい茶色で、古代中国の陰陽五行説で土を意味する黄色に通じるものともされ、万物を育成・保護する性質を表すとも言われています。
半寿 81歳
「八」「十」「一」を組み合わせた「半」の字をあてたものといわれています。
米寿 88歳
「八」という字は古来、末広がりで縁起が良い物と考えられてきました。「八十八」を組み合わせた形である「米」の字を当てることで、日本人命の源である「米」にも直結し、一層おめでたいものだと認識されています。
90歳代
卒寿 90歳
「卒」の俗字「卆」が「九十」と読めることに起因するといわれています。
白寿 99歳
「百」という字から「一」を取った文字「白」で「九十九」を表現したものといわれています。
百寿 100歳
「百」は数が多いことを表し、その語源は「諸々」、「物々」等が転じたものといわれています。
結婚
神前結婚式
これからご生涯をともにし、苦楽を分かち合いながら明るく清らかなご家庭を築いていくことを神様にお誓いいただきます。
出産
安産
お母様のお腹の中に宿ったお子様の健やかな成長を願い、白布の腹帯(岩田帯)を締めるお祝いです。五ヶ月目の戌の日を選ぶのは、犬のお産が軽いことにあやかりたいという願いからだと言われております。
ご祈祷時間
9:30 - 16:00